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「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)の金印」

執筆者の写真: meimei ww3meimei ww3

こんにちは。はんの玉栄堂です。


ずいぶん涼しくなってきました。今年は、秋を感じるのが早いような気がします。


さて、身近にあるけれど、とてつもなく長い歴史を持ち、奥の深いはんこ。

ここでは、そんなはんこの歴史的な魅力を紹介したいと思います。


我国で、はんこの歴史を語るとき、まず出てくるのが、

「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)と刻み込まれた金印、歴史の教科書にも載っていて、とっても有名です。

紀元57年、奴の国王が、後漢の光武帝から賜ったものだと説明されています。


この金印は、かなり小さくて、

印面は、縦横2.3センチ、高さ2.2センチですが、重さは約108グラム(10円玉24枚分)何と金の含有率は95%ということです。


さすが、「金印」と言われるだけありますね。重厚感が伝わってくるようです。


この金印が発見されたのは、1784年(天明4年)旧暦2月23日、現在の福岡県志賀島です。

発見者は、地元の百姓、甚兵衛さんです。


鈕(つまみ)の部分は、蛇の形をしています。





この金印ですが、しばらくは、偽作説・私印説もありました。

しかし、この志賀島の金印に類似するものが、1956年、1981年と、相次いで中国で発見され、この金印は本物であると言われています。


次回は、これも、歴史の教科書に出てくる、あの有名な、邪馬台国の卑弥呼が授けられたという「親魏倭王」の金印を紹介したいと思います。


お楽しみに。



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